ワンオペ育児が
しんどい
頼れる人がいない。気づけば、全部を一人で回している。声に出せないまま、限界に近づいているのは、あなただけではありません。
「ワンオペがしんどい」という一つの悩みを、10の角度からほどきました。あなたが弱いのではなく、背負う量が寄りすぎているのかもしれない。そんな視点から、読んでみてください。
「限界」と言えるところまで来たのは、あなたが限界まで、一人で踏ん張ってきたからです。弱いからではなく、強く在りすぎたからです。
限界のサインは、だらしなさではなく、休息の合図です。ちゃんと働き続けた心と体が、そろそろ止まっていいよ、と言っているだけです。
すべてを解決できなくても、今の重さを言葉にしてみる。その一歩だけなら、今日でもできるかもしれません。
頼り方がわからないのは、あなたがこれまで、頼らずに何とかしてきたからです。自分で背負う癖がつくほど、人に預ける方法を使う機会が、なかっただけです。
頼ることは、能力が足りない証拠ではありません。むしろ、長く続けるために必要な技術です。最初はうまくなくて当然です。小さな「お願い」から、練習していけます。
まずは、頼れない自分を責めないことから始めてください。
隣に人がいるのに感じる孤独は、いちばんこたえる種類の孤独です。それを「わがまま」と片づけないでください。あなたはただ、一緒に背負ってほしかっただけです。
一人で抱えている量は、たいてい本人が思うより、ずっと多いものです。回っているように見えて、あなたが無理をして回している。まず、そのことに自分で気づいていてあげてください。
その孤独は、誰かに聞いてもらうだけでも、少し軽くなることがあります。
一人の時間がほしいと感じるのは、あなたがまだ、自分を手放していない健康なしるしです。すり減りきる前の、大事なサインです。
一日中、誰かの都合で動いていれば、心が削れて当然です。それはあなたが冷たいからではなく、休みなく人のために動いてきたからです。
ほんの少しでも、あなただけの時間を。それは贅沢ではなく、必要な回復です。
申し訳ないと感じるのは、あなたが人の負担を、いつも先に考えているからです。優しい人ほど、自分の「助けて」を後回しにします。
でも、あなたが倒れてしまうことのほうが、まわりにとっては大きな痛手です。あなたが休むことは、まわりを守ることでもあります。助けを求めるのは、迷惑ではなく、信頼のしるしです。
「申し訳ない」より先に、「ありがとう」を言える関係を、少しずつ。
「私ばかり」と感じるその感覚は、わがままではなく、重さが片側に寄っているという、正確なサインです。感じ取れているあなたの感覚を、信じてください。
我慢は、続けるほど当たり前になって、まわりにも見えにくくなります。だからこそ、まず自分が「我慢している」と認めることが、最初の一歩になります。
声に出していい不満です。飲み込まなくて大丈夫です。
体は疲れているのに休めないのは、心がずっと気を張って、警戒を解けずにいるからかもしれません。頑張ってきた人ほど、力の抜き方を忘れてしまいます。
「休む」は、何もしないことではなく、練習して思い出していくものです。眠る前に、長く息を吐く。肩をゆるめる。ほんの小さな合図から、体は少しずつ緩んでいきます。
休めない自分を責めず、まず緩める練習から。
笑えなくなってきたのは、あなたがずっと、笑顔でいようと頑張ってきた反動です。無理して灯し続けた明かりは、いつか燃料が切れます。あなたが暗いのではなく、消耗しているのです。
笑顔は、絞り出すものではなく、余白から自然に戻ってくるものです。だから今必要なのは、笑う努力より、あなたが少し回復する時間です。
今は、笑えなくていい時期なのかもしれません。
逃げ出したいと思うのは、あなたが逃げずに、ずっとその場に居続けてきた証拠です。限界まで踏ん張った人だけが、その言葉にたどり着きます。
「逃げたい」は、無責任ではなく、休息を求めるSOSです。実際に逃げなくても、その気持ちを否定しないだけで、少し楽になります。あなたは、責められるべき人ではありません。
その気持ちごと、誰かに聞いてもらっていいのです。
先が見えないしんどさは、今のしんどさを、何倍にも重くします。あなたが弱いのではなく、出口の見えなさが、そう感じさせているだけです。
子育ての大変さは、形を変えながら、確かに移り変わっていきます。今の密度が、ずっと同じ濃さで続くわけではありません。でも「いつまで」を一人で見つめ続けるのは、つらすぎます。
その不安を、一緒に整理してくれる相手がいてもいいはずです。
できない」そんな日も、あります。
できないことを、責めたいわけじゃありません。まず自分の気持ちを、ただ整理したいだけの人もいます。何をどう相談すればいいのか、わからないままでも大丈夫です。
コンパスは、そんなときのための場所です。答えを急がず、あなたの話をそのまま聴きます。
ワンオペのしんどさを、
ひとりで抱えないで。
スマホひとつ、声だけで。あなたに合う専門家を、代表がひとりずつ選んでご案内します。
吉田 剛 Go Yoshida
看護師・保健師・養護教諭
精神科病院にて10年以上勤務し、多くの方の心に寄り添ってきました。
国立精神・神経医療研究センター主催のPTSD・摂食障害研修を修了。
トラウマインフォームドアンバサダーとして活動する傍ら、病院では週1回、「うつ病のためのメタ認知トレーニング」のトレーナーとして臨床にも携わっています。
「答えを出す」ことよりも、あなたの「心の中を整理する」お手伝いを大切にしています。

